CBDビジネス

CoAって何?CBD原料・製品を買う際に要チェック

CBD商品を購買する際に、必ず目にするのが「CoA」。

今回はそのCoAについて解説していきます!

弊社では、CBD事業者様向けにCBD原料(アイソレート、ブロードスペクトラム、CBG、CBNなど)の卸売もしております。ご興味ある方は、以下をご覧ください。

1. CoAって何?

CoAは、Certificate of Analysisのことで、日本語で分析証明書を意味します。

原料の抽出工場ではなく、サードパーティ(第三者)の分析機関が検査することによって、より高い商品の信頼性を担保しています。

CBDの場合、分析証明書には以下が記載されていることが多いです。

  • カンナビノイドの成分構成
  • テルペンの成分構成
  • 微生物
  • 農薬
  • 残留溶剤
  • 重金属

2. なぜCoAが必要なのか?

CoAが必要なのは、CBD製品に含まれるカンナビノイドやその量を確認するためです。

海外からCBD製品を輸入する際、THCが含まれていないことを確認し、合法的に商品を取り扱うために発行されることが多いです。

また、製造の過程でCBDが失われたりしていないかなどを確認するため、最終製品をテストして、CoAを取得する製造工場もあります。

商品の成分を透明性を持って示すことができるので、企業のECサイトの製品画像のページや製品外箱のQRコードから、消費者がCoAを見れるようにしている企業もいます。

3. CoAの読み方

CoAは以下の3つのパートに分かれます。

①検査に関する基礎情報
②検査結果
③分析担当者の名前及び署名

①の内容として、以下記載されていることが多いです。

  • 製品名
  • 製品番号
  • バッチナンバー
  • CASナンバー(化学物質に固有の数値識別番号)
  • 検査日

バッチナンバーは同一製品を識別および追跡するための番号です。

検査日は、数年前のような、あまりにも昔に検査されたものである場合、注意が必要です。

以下で、②検査結果について詳しく見ていきます。

3-1. カンナビノイドの成分構成

カンナビノイドは、世の中に100種類以上存在していますが、CoAでは主に

  • CBD(カンナビジオール)
  • THC(テトラヒドロカンナビノール)
  • CBN(カンナビノール)
  • CBG(カンナビゲロール)
  • CBC(カンナビクロメン)

などが主に表示されることが多いです。以下で原料の特徴については詳しく解説しています。

上記の書類はCBDアイソレートのCoAなので、CBDとCBDV以外の成分は「LOD」と書かれています。LODはLimit of Detectionの略で、検出限界値を指しています。

LODの0.02%を下回っている成分は検出できなった成分です。THC関連の成分は全て非検出である必要があります。

3-2. テルペンの成分構成

テルペンとは、大麻草に含まれる、独特の香りを与える成分のことです。

大麻には植物に含まれる香り成分であるテルペンが含まれています。上記の通り沢山の種類が含まれていますが、品種によって含有物や割合が異なります。

アイソレートを買う場合は無味無臭ですが、ブロードスペクトラムを買う場合は、原料によって香りが大きく異なります。テルペン単独で販売をしていて好きなものを組み合わせられる事業者もいます。テルペンについては以下でも詳しく解説をしています。

3-3. 微生物

微生物は、人体に害を及ぼすほどの微生物が存在しているのかを見る指標です。

Negativeや、ND(検出されなかった)、Pass(試験通過)という表示が出ていれば安全です。

こちらのCoAを参考に、微生物の項目を見ていきましょう。

微生物の項目は「Complete Micro」の部分です。Complete Microには、

  • Total Plate Count(合計生菌数)
  • Escherichia coli(大腸菌)
  • Salmonella(サルモネラ菌)
  • Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)
  • Yeast & Mold(酵母及びカビ)

などが記載されていることが多いです。例ではMicrobials(微生物)と、微生物をひとくくりにして検査しています。

大腸菌のほとんどの株は無害ですが、強い病原性をもつものもあり、食中毒につながる可能性があります。

サルモネラ菌は、人をはじめ、牛や豚やにわとりなどの家畜の腸内、河川・下水など自然界に広く生息していている細菌です。乾燥に強く、少量の菌でも食中毒を発症するため、非常に危険な細菌として知られています。

黄色ブドウ球菌は、多くの一般的なブドウ球菌の中でも最も危険なものとして知られており、膿瘍中毒性表皮壊死融解症を引き起こす恐れがあります。

酵母及びカビについて、例えばエクソフィアラなどの黒色真菌は、皮膚の膿瘍や潰瘍を引き起こすだけでなく、肝臓や脳の膿瘍を形成するとされており、脳を侵されて死に至る例もあると言われる危険な菌を含む場合もあります。

3-4. 農薬

上記の枠部分が農薬について触れています。(Pestizidは英語で殺虫剤を意味するPesticideのことです)

こちらも結果を見ると、”Passed”と書かれているので、人体に有害なほどの農薬は含まれていない、安全な状態であることがわかります。

殺虫剤の中には、有機リン系の農薬であるアセフェートやネオニコチノイド系殺虫剤の一種であるアセタミプリド、マクロライド系の殺虫剤であるアバメクチン等があり、約50もの殺虫剤の検査をする研究所もあります。

上にあるCoAのように、殺虫剤をひとくくりにして記述している研究所もあれば、殺虫剤一つひとつを丁寧に記載している研究所もありますが、単に表記方法が異なるだけで、後者のほうが安全というようなものではないです。

3-5. 残留溶媒

残留溶媒は原料の抽出の際に使用した有機溶媒が、どれだけ残留しているかを示すものです。

残留溶剤試験では、残留溶媒またはその他の不純物が有害な量で存在するかどうかを確認します。それによって 製品開発中に適切に溶剤が取り除かれているかどうかを判断することもできます。

残留溶媒は赤枠部分で、RESULT(結果)がpassedとなっているため、きちんと溶媒が取り除かれ、不備がなかったことが分かります。

3-6. 重金属

重金属とは、人体にとって倦怠感や疲労感、知覚異常などを及ぼす可能性のある有害な金属です。鉛、メチル、水銀、ヒ素などは重金属の中でも危険な成分ですので、ND(Non Detected:非検出)表示があることを確認しておくとよいでしょう。

以下のような成分を検査します。

  • Arsenic(ヒ素)
  • Cadmium(カドミウム)
  • Lead(鉛)
  • Mercury(水銀)

ヒ素を吸入すると、肺がん、皮膚がんなど、経口曝露では膀胱がん、肺がん、皮膚がんなどが 認められ多臓器にがんが発症すると言われており、非常に危険な重金属であるといえます。

カドミウムにさらされると、数時間後には、咳、口渇、鼻や喉の痛み、頭痛、目眩、衰弱、発熱、悪寒、胸部痛などの炎症症がみられ、カドミウムに汚染された粉塵を吸い込むと、短期間で気道や腎臓に問題を生じ、多くは腎不全になります。

鉛は、摂取し中毒になった場合、軽度の症状だと疲労感や睡眠不足、便秘を引き起こし、重度の場合は脳の損傷を与えます。

水銀は中枢神経や内分泌器、腎臓などの器官に障害をもたらし、口腔・歯茎・歯にも損傷を与えます。 低濃度であっても、長時間水銀の蒸気にさらされると、脳に障害を受けます。

上記4つの重金属は特に体への影響が大きいため、研究施設では必ずチェックされています。

4. 輸入の際に見るべき点

CoAには原料や商品を輸入する際に使用されることが多いです。輸入を考えている方々が抑えるべきポイントを以下にまとめます。詳しくは厚生労働省のHPを参考にして頂けるとよいです。

  • 輸入するCBD製品を特定できる番号(製品ロット・バッチナンバーなど)
  • 分析日または分析レポート作成日
  • 分析方法とLOD(Limit of Detection)について(※政府はLOQを認めていない)
  • 分析機関の責任者または分析者の役職と署名
  • THCとCBDの分析結果(THC・THCA・THCV・THCVA・ΔTHCは国内の基準では「ND」である必要)

これら5つの記載がされていれば、問題なく商品の輸入や使用ができます。

分析日や分析レポートの作成日がずいぶん前のものである場合は、最新のものを取得するようにしましょう。

輸入は厚生労働省の許可を得るのに、現在1.5ヶ月ほどかかり、そこから配送、食品輸入届けの提出や通関手続きなどを考えると、最低でも3ヶ月は正規輸入をするのに時間がかかると見た方が良いです。

正式なCoAが無い場合、輸入に失敗し、税関や検疫所で商品が破棄される場合も多いので、専門的な知見を持った人に相談しながら進める必要があります。

5. 最後に

今回は、CoA(分析証明書)について解説をしてきました。海外での3rd Party Labでの検査も承っていますので、CBD製品の販売に必需品であるCoA(成分分析表)を作成したメーカーの方、輸入者の方など、ご関心のある方は以下もご確認下さい。

新たにCBD製品の卸売・OEM製造・その他、新規で事業を始めようとされている方向けのサポートも行っておりますので、下記のフォームよりお問い合わせ頂ければ幸いです。

6. CBD原料の卸売について

弊社では、CBD(アイソレート、ディスティレート、ブロードスペクトラム、水溶性)、CBGをはじめとするカンナビノイド原料・テルペンの卸売りやこれらのカンナビノイドを用いた食品や化粧品ブランド開発のOEMサポートを行っております!

アメリカ・コロラド州のサプライヤーからCBNを輸入しており、THCフリー、微生物、重金属、農薬検査を受け、基準値を下回っているもののみを取り扱っております。

現在、CBDの専門店に限らず、飲食店、バー、アロマセラピスト、鍼灸師、美容室、Webメディア運営会社、副業を検討されている会社員、学生など多様な方にお問い合わせをいただいております。

ぜひお気軽にお問い合わせください!

カンナビノイド原料(CBD・CBG・CBNなど)やテルペン、CBD商品の仕入れにご興味のある方はこちらもご覧ください。

また、原料の適正な卸売価格について知りたい方はこちらもご覧ください!

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駒形 俊太郎
OFF inc CEO。CBD商品の製造・販売事業を実施中。 CBDについて分かりやすく、面白い記事を書いていこうと思います。