CBDというとオイル、ベイプ、グミなど様々な商品がありますが、今回はCBDグミの製造を検討されている方へ向けて、どのように商品化を進めていけば良いのかについて解説します。
Contents
1. CBDグミの特徴
CBDグミは、その名の通りCBDが配合されたグミ商品のことです。
近年、サプリメントやオイル、リキッドといった形式のCBD商品に加えて、食べるタイプのものが増加しています。
麻特有の苦味を感じにくく、場所やタイミングを問わずどこでも摂取しやすい手軽さから、誰でも始めやすいのが特徴です。
2. CBDの含有量と種類を選ぶ
2-1. CBD含有量
まず、1粒あたりのCBD含有量を決めます。
最適な摂取量は人によって異なりますが、食品では1回で10~25mgの摂取が一般的です。
CBDグミはオイルやベイプといった他の商品と比較した場合、作用持続時間が比較的長い(6~8時間)一方で、身体への摂取効率はそこまで高くなく、効果を実感するまでに 30~90分 ほど時間がかかります。
現在日本で購入できるCBDグミ商品のCBD含有量は、5mg~25mg/粒が一般的です。特に、効果が高いと人気のグミは、CBD含有量が25mgのものが目立ちます。
その中でも、含有量が1粒あたり25mgで効果を実感しやすいと売れているのが、 HEMP BABY のCBDグミです。

容量を 5 / 25 / 50 / 100粒から選ぶことができ、5つの味が楽しめる上、1mgあたりのCBD単価もかなり安いとコスパ抜群で、人気の商品です。
2-2. CBDの種類
CBDの含有量と共に決める必要があるのは、CBDの種類です。
日本ではTHC成分(劇的な精神活性作用がある)の使用は違法であるため、国内で使用できるCBDはブロードスペクトラム、またはアイソレートの2種類です。
- ブロードスペクトラム
全ての麻の成分から、THCのみを取り除いたもの。複数の化合物を一緒に摂取できることで、相互作用がうまれるため、効果が高いと言われています。

- アイソレート
CBDの成分のみを抽出したもの。CBD単体などとも呼ばれています。

これに加え、水溶性CBDというものも存在し、通常のCBDに比べ、吸収速度が効果的に作用するとされています。
CBDは、アイソレート、ブロードスペクトラム、水溶性CBDの順に効果が高くなっていくといわれており、特に効果実感が高いと言われているグミの多くは、ブロードスペクトラム以上が使われています。
しかしながら、効果に比例して原料としての価格も上がってしまうため、CBDグミを製造する際は使用するCBDの種類と1粒あたりの含有量、効果と価格を天秤にかけて決めていく必要があります。
3. グミを選ぶ
使用するCBDが決まったら、次はグミ選びです。
通常グミを製造する際は、粒数や袋数ではなく、kg単位で製造依頼をします。
最小ロットは100kg~200kgの工場が多いです。あくまで目安ですが、グミ1粒を4~5gと考えると、粒数は最低でも20,000~25,000粒(10粒入りで2,000~2,500袋ほど)がスタートラインとなります。
グミを製造する際に決めていくのは、以下の項目です。
3-1. フレーバー
まずは味。手軽に摂取できるエディブル商品ですが、日常的にCBDを摂取しようとしても、おいしくなければ続けづらいですよね。
CBDグミは、上記で紹介したHEMP BABYのようにアップルやレモン、ストロベリーなどといったフルーツ系のフレーバーが多く、CBDの苦味を感じにくくいこれらの商品は初心者でも気軽に楽しめます。
その一方で、麻独特の苦味や酸味を生かしたものも販売されており、 CBD fx の商品には、CBD本来の香りをいかしたフレーバーのものがあります。
3-2. 甘さと食感
海外のCBDグミは、外側に砂糖がついたタイプが多く、ジャリジャリとした食感です。
しかしながら、日本で売られているグミ製品をみてもわかるように、砂糖がつきすぎているものや、毒々しい見た目のものは日本人受けがいいとは言いづらいです。
また、最近は効果が実感できておいしいだけでなく、健康志向の人やヴィーガンの人でも楽しめるものが発売されています。
下の画像は、CBD livingのヴィーガン向けグミです。

日本人に売れているグミ商品は、弾力のあるものが好まれる傾向にありますが、ヴィーガンの人向けに、ゼラチンを使用しない場合、硬さを維持したり、溶けにくいグミを製造することは難しいといわれています。
3-3. グミの型
次は、グミの型を決めていきます。
グミは型によって、1粒の重さや食感が変わってきます。
ドーム、キューブといったベーシックな型に加え、星やクマ、デザインをプリントしたものなど、様々なものがあり、オリジナリティを出すことができます。
3-4. パッケージ
最後に決めるのは、グミ全体のパッケージです。
パウチ、ボトル、缶などが一般的ですが、比較的個数が少なめの場合はパウチや缶、多い場合はボトルになる傾向があります。


また、中身を1粒ずつ個包装するのかどうかも決める必要があります。
個包装にする分、多少費用はかかったとしても、衛生面やおいしさの維持ができたり、周囲の人へ配りやすいなどメリットがたくさんあります。
4. 最後に
弊社ではCBDビジネスを新しく始められる人向けに原料販売やOEM受託を行っています。
商品開発やマーケティングなどのサポートを行っておりますので、関心のある方は、下記のフォームよりお問い合わせ頂ければ幸いです。