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CBD原料の品質を見極めるにはどう比較すればいいの?

CBDを使って商品を製造する時、原料を使うことになると思います。値段が結構違うけど、どうやって品質の良し悪しを見分ければ良いのか分からない方も多いと思います。

この記事では、

  • CBD原料の品質はどう決まるのか?
  • どのくらいの価格が妥当なのか?

について解説します。

自社が原料輸入を行う中、海外の原料メーカーとの対話を通して得た知見を基に詳しくご紹介します。

弊社では、CBD事業者様向けにCBD原料(アイソレート、ブロードスペクトラム、CBG、CBNなど)の卸売もしております。ご興味ある方は、以下をご覧ください。 

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1. CBD原料の性質

最も大事なのは原料そのものの性質です。使ってみて感覚的に良い悪いを判断できるかもしれませんが、その理由を具体的に知っておくことが重要です。

 


成分配合(カンナビノイドプロファイル)

カンナビノイドの配合は最も重要です。使用されている原料のCoAで確認ができます。

摂取時の効果に大きな影響を与えます。上記のようにCoA(成分分析書)で確認することができます。この例ではCBD、CBDV、CBCが含まれていることが分かります。

アイソレートの場合はCBDとCBDVでそれ以外は検出されません。ブロードスペクトラムの場合、CBD以外にもCBN、CBG、CBCなどが入っていることがあります。

【原料解説】CBD、THC以外の6つの主要カンナビノイド【卸売も実施中】

 


テルペン配合

テルペン(麻に含まれる香り成分)の配合によって、匂いが大きく変わります。例えば、リナロールはラベンダー、βカリオフィレンはペッパー、リモネンはレモンのような香りがします。

アイソレートは無味無臭の白い粉であるため、テルペンは含まれていませんが、ブロードスペクトラムの場合は含まれており種類によって異なります。

また、麻は天然由来のものであるため、毎回同じではなく検査をするバッチごとに毎回配合は変わります。

テルペンについては以下でも詳しく解説しています。

【原料販売中】CBDの効果を増大するテルペンとは?【薬剤師監修👩🏻‍🔬】

 


麻にはカンナビノイド、テルペンと他の成分(フラボノイド・クロロフィル等)の間での相互作用のため、苦く土っぽい味がすることがあります。

それらの苦味をマスキングするために、オイルやパウダーにする場合、例えばMCTオイルを粉末化したパウダーを加えたりするなど、工夫がされることもあります。

CBDが他のものと混ざるので純度は下がってしまいますが、このような技術が使用されている原料の方が、ベイプ、オイル、エディブルなど嗜好性を追求する商品の開発においては使いやすくなります。

 

形状

CBD原料の形状は様々です。

  • ワックス
  • パウダー
  • ペースト
  • オイル

などの形態がありますが、温度と時間の経過によって形態を変えることができます。

  • 作る商品に応じた加工のしやすさ
  • 持ち運びやすさ
  • 見た目

などを考慮して選択しましょう。

 

溶解性

CBDを液体に入れる上でうまく溶けずに結晶化する、沈殿するという経験をしたことのある人も多いのではないでしょうか。

高濃度にしようとすればすればするほど結晶化のリスクが高まります。水溶性CBDに至っては沈殿のリスクが高まります。そのため、消費者に湯煎やかき混ぜる手間が発生してしまいます。

通常はアイソレートやブロードスペクトラムは65%、水溶性は20%程度が目安とされていますが、それを上回るレベルで溶かせる「Crystal resistance」という結晶化を防止する原料の開発も進んでいます。

 

2. サプライヤー

次に栽培・製造方法について見ていきます。優良なサプライヤーから原料を調達できているかどうかです。原料の性質を生み出しているプロセスを具体的に理解することが重要です。

 

透明性(トレーサビリティ)

使われている原料がどこで作られたものか知っていることはとても重要です。

国単位での理解ではなく、地域、企業名まで理解できると望ましいです。以下のどの企業とコミュニケーションを取って輸入した原料かで得られる情報が大きく異なってきます。

  • 栽培業者(Farmer)
  • 原料加工業者(Processor)
  • 卸売業者(Wholesaler)

日本の輸入者は海外の原料サプライヤーを探索するのに非常にコストがかかるため、他社に横取りされないよう、取引先を共有しないことが殆どです。しかしそれでは、透明性にかけるため、商品開発の上で不安を感じる場合もあると思います。

国内での独占販売権を持ち、企業名を開示した状態で事業を行っている企業と取引できると安心です。また、場合によってはNDA(機密保持契約)を結んだ上で、透明性を持って取引すると良いです。

 

抽出方法

CBDの抽出は以下の手順で行われます。

  • 溶媒による抽出(エタノール・超臨界CO2・氷水等)
  • 濾過による脂肪分やワックス等の除去
  • 蒸留によるTHCの除去(THCのみ除去等)→ CBD Distilate
  • 冷却による再結晶化(CBDのみ結晶化)→ CBD Isolate

以下を満たす手法がベストです。

  • カンナビノイドやテルペンの損失が少ない
  • 溶媒など抽出に使用する成分が残留しない
  • コストパフォーマンスが良い

これらの製造工程においては様々な手法が研究されています。蒸留においては温度や圧力の調整技術によって各カンナビノイドの抽出量が異なります。また、使用している溶媒によって風味が異なる可能性があるかもしれません。

【徹底解説✍️】CBD原料(アイソレート・ブロードスペクトラム・フルスペクトラム・ディスティレート)の製造方法

 

安全性テスト

以下のような原料の安全性を担保するようなテストを行うことができます。

  • 農薬(Pesticides)
  • 残留溶媒(Residual Solvents)
  • 微生物(Mycotoxins)
  • 重金属(Heavy Metal)

カンナビノイドやテルペンを測るPotency Testに加えてこれら全てを測る場合、Full Panel Testという言い方をします。

3rd Party Labにお金を払ってテストをし、これらの危険物質が検出されないかどうかを確認しているかどうかも評価のポイントになります。

【徹底解説✍️】第三者機関はどのようにCBDやTHC原料を検出・分析しているのか?第三者機関の選び方は?

 

各種認証

栽培や製造工程において認証を受けた環境で取れた原料かどうかも判断基準の1つになります。

代表的なものは以下の2つです。

①オーガニック認証(栽培者)

例えばアメリカ農務省から認証を得る場合、以下の要件を満たす必要があります。

  • 収穫の3年前までの農薬・科学肥料を使っていない土地で有機栽培されていること
  • 原料の遺伝子組み換え・電離放射・下水汚泥は禁止
  • 水と塩分を抜いた質量で、製品の95%以上がオーガニック原料で作られている
  • 残りの5%も国が認めた合成物質・天然物質でなければならない

②GMP認証(製造者)

例えばアメリカでは、FDA(食品医薬品局)が監督しており、以下のような大枠の基準に基づいて基準が定められています。

  • 製造段階でのヒューマンエラーを最小限に抑えること
  • 汚染および品質低下を防止すること
  • より高度な品質を保証するシステムを設計すること

政府だけではなく、様々な機関が認証を出しているため、どこから得られた認証なのか、それを証明する書類があるのかどうかをしっかりと確認することが重要です。

 

3. 価格

上記はKush.comというサイトで、CBD Isolate 1kgの価格の推移を分析したグラフです。サプライヤーによる売価(Asking Price)の提案が$750-1100程度で、購買価格(Offer Accept Price)は$600-750に落ち着いています。

ただし、これまで説明をしてきた製造技術や品質による評価点がある場合は、もう少し高く販売される場合もあります。

以下に昨年度の価格推移も掲載しておきますが、需給や時期によって価格が変動します。

【損してませんか?】CBD原料の相場・適正価格は?OEM・仕入れの際に必見!-2021年版-

日本に持ってくる際に、以下の金額が追加されます。

  • 海外配送料(海外 → 日本)
  • 関税
  • 通関手数料
  • 輸入卸の利益
  • 消費税
  • 国内配送料

どのくらいのロットで仕入れるかによって多少ディスカウントがあったりもします。

日本で売買されているCBD原料ですが、価格がピンキリでよく分からないという話を聞きますが、概ね以下の金額が、現在国内購買する際の妥当な金額かと思います。

  • 1kg平均卸値:アイソレート   日本円:40-50万円
  • 1kg平均卸値:ディスティレート 日本円:60-70万円

水溶性やマイナーカンナビノイド、テルペン等のまだメジャーでない原料についてはこれから価格が安定していくと思います。

 

4. CBDの効果実感

原料を仕入れる際には、上記の原料の性質サプライヤー価格という観点は、CBD原料の品質を見極める上で大変重要になってくるポイントかと思います!

そして、その原料を使用し商品を消費者に届けるという観点でいうと、やはり効果実感も原料の品質を見極める上での一つのポイントかと思います!

効果実感が高いものほど、原料の品質としては良いと言えるかもしれませんが、

安全性とのトレードオフの関係にあるのかと思います!

効果実感があり安全なライン、尚且つリーズナブルな価格の原料がベストな原料なのではないでしょうか。

安全性を保てる範囲で効果実感が強い原料をオススメします!

 

5. 最後に

これまで原料を見抜くポイントをを見てきましたが、まとめると以下のポイントになります。

  • 原料の性質
    • 成分配合
    • テルペン配合
    • 形状
    • 溶解性
  • サプライヤー
    • 透明性(トレーサビリティ)
    • 抽出方法
    • 安全性テスト
    • 各種認証
  • 価格
  • 効果実感

弊社ではCBDビジネスを新しく始められる人向けに原料販売やOEM受託を行っています。

関心のある方は、下記のフォームよりお問い合わせ頂ければ幸いです。

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6.CBD原料の卸売について

弊社では、CBD(アイソレート、ディスティレート、ブロードスペクトラム、水溶性)、CBGをはじめとするカンナビノイド原料・テルペンの卸売りやこれらのカンナビノイドを用いた食品や化粧品ブランド開発のOEMサポートを行っております!

アメリカ・コロラド州のサプライヤーからCBNを輸入しており、THCフリー、微生物、重金属、農薬検査を受け、基準値を下回っているもののみを取り扱っております。

現在、CBDの専門店に限らず、飲食店、バー、アロマセラピスト、鍼灸師、美容室、Webメディア運営会社、副業を検討されている会社員、学生など多様な方にお問い合わせをいただいております。

ぜひお気軽にお問い合わせください!

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