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CBD配合のペットフードの効果は?安全なの?

大麻先進国であるアメリカやヨーロッパ諸国では、CBD製品も数多く開発され、市場に出ています。
これらの国々では多くの人がCBDを使用しその効果を実感しているため、自身の愛するペットにもCBD製品を与える人も少なくありません。CBDの代表的な効能としては、睡眠障害・不安やストレス・筋肉や関節の炎症・PMS・生理痛や頭痛などの緩和が挙げられます。
CBDは現在日本でもブームが到来しており、CBDオイル・CBDグミ・CBDスキンケア・CBDベイプ・CBD筋肉冷却スプレーなど、様々なジャンルの商品が注目を集めるなか、CBDが配合されたペット用品も見かけるようになってきました。

こちらの記事では、ペットフードをはじめ、CBD製品をペットに与えた時の効果や懸念される副作用、CBDによって改善が期待できるペットの症状などをご紹介いたします。

また、CBD原料に関する詳しい情報をお探しの方は下記よりご覧ください。
参考: CBD(カンナビノイド)・テルペンの原料卸販売

 

1. ペット用CBDの動向


BrightfieldGroupのレポートによると、2019年度の米国におけるペット用CBD市場は、2018年と比べて10倍以上の規模に成長しました。この調査結果から、ペット用CBD市場は2025年までに17億ドル(1940億円以上)に成長すると予測しています。しかしこの急速な成長により、一貫性のない基準や、消費者に誤解を招く商品のラベル表示などが問題化されています。

2021年に公開されたイスラエルを拠点とするLeafreportの調査結果によると、調査した1,448匹のペットの飼い主のうち半数の50%がペットにCBDを与えたことがあると回答しました。
また、ペットにどんな種類のCBD製品を与えたかという質問に対し、53%の飼い主は食用CBDと回答しました。CBDオイルと答えた割合は15%にとどまりました。
そしてペットにCBDを与えた結果を考慮し、約40%の人がペットにCBDを与えることを推奨したいと答えています。

2. ペットにもCBDは効果的?副作用はある?

人間以外の哺乳類にも、カンナビノイド受容体は存在しています。したがって、私たちのペットもその受容体を持つことから、ペットもCBDの恩恵を受けることができると考えられます。

ヘンプ製品を製造しているMana ArtisanBotanicsの共同創設者であるSteve Sakala氏によると、実は犬は人間よりも高濃度のCB1受容体を脳内に持っていると述べています。これにより、犬はCBDのメリットを人間よりも更に受けやすいと考えられます。例えば、CBDはCB1受容体を抑制する作用があるため、興奮状態や不安を抱える犬の脳内で過剰に活性化されてしまったCB1を抑制し、安心と落ち着きを与える効果が期待できるでしょう。またSakala氏は、一般的に若いペットよりも年配のペットの方が、CBDの効果が現れやすいとも述べています。

ペット用CBD製品は飼い主の間でクチコミを通じて人気が広まっていましたが、成犬や猫にCBDを長期的に与える安全性についてのデータはありませんでした。しかしある研究では、ペットの体重1kgに対し2mgのCBDを12週間与え続けたところ、重篤な副作用は発見されず、CBDの継続投与が有害なものではないということが明らかになりました。

しかし上述した、「犬の脳内にはCB1受容体が人間よりも多く存在する」という一見メリットのようにも思える事実は、実はCBD製品をペットに与える上でとても注意深くなる必要のある事実でもあります。
CBD製品には、麻の性質上どうしてもTHCという精神作用のある成分が微量に含まれている場合があります。人間ではCBD製品に含まれるその微量のTHCはほとんど影響しませんが、同じものを犬に与えるとオーバードーズを引き起こす可能性が高いと考えられます。というのも、THCはCB1受容体に直接作用し、活性化させる作用を持ちます。そのため、犬の場合は微量のTHCでも多大なる被害をこうむるかもしれません。したがって、絶対に人間用のCBD製品をそのままペットに与えるようなことはしないでください。必ずTHCが0%だと確認されているペット用のCBD製品を使用するようにしましょう。

3. CBDの効果が期待できるペットの症状

CBDはこれまでに多くの薬理効果があると実証されてきました。同じ哺乳類であることから、ペットにとってもCBDは不安・ストレスの軽減・炎症の緩和など人間と同じ効果が期待できます。ペットには攻撃的な行動の抑制、鎮痛、食欲の増進などを目的にCBDが使用されていて、犬のてんかん発作や変形性関節症に対するCBDの効果を検証した研究もあります。

変形性関節症を患う犬を対象とした研究では、CBDオイルの犬に対する安全性と鎮痛効果の実証が行われました。4週間に渡ってCBDオイル(体重1kgにつき2mgのCBD)を12時間ごとに投与した結果、CBDオイルを投与することで関節症に伴う痛みの減少と犬の活動量の増加が報告されています。飼い主から有害な副作用は報告されておらず、この研究に携わった獣医からもCBD治療中の犬の痛みが軽減されていることが示されています。

次に、犬の難治性てんかん発作におけるCBDの効能を検証する研究では、てんかんを患う犬に既存の抗てんかん治療に加えて、CBDオイルを(体重1kgに対してCBD2.5mg)1日に2回12週間の投与が行われました。その結果、発作頻度が33%減少したという結果が報告されています。また、飼い主からCBD投与による犬への悪影響は報告されていません。

さらに、科学的な検証が行われてはいないものの、飼い主の不在時・旅行等の車移動時・獣医による診察時など、ペットが不安を感じる時にCBDを与えると、ペットが落ち着いているように感じたという経験のある飼い主は少なくありません。また、ペット用のCBDバームは、ペットの噛み傷や引っ掻き傷、アトピーなどの症状を和らげる助けになっているようです。

4. CBDのペット用製品における規制

 

現在アメリカをはじめとした諸外国では、CBDが規制解除されたことにより、ペット用のCBD製品が続々と開発されています。人間用かペット用かに関わらず、CBDに関する法律はいまだ曖昧なところが多々あり、製品の開発とその人気が先導してしまっている状況です。FDA (アメリカ食品医薬品局) はCBDの安全性が確認されるまで、CBDを食品に添加することを正式には承認していません。したがって、すでに市場で販売されている製品の規制を強めているという状況です。

FDAから正式な承認は降りていないものの、多くの飼い主がCBD食品を使用して、自分自身とペットに対しての効果を実感していることは確かです。使用する製品選びに慎重になれば、ペットにCBDを投与してみる価値はあるでしょう。特にペットにCBDを使用する際は必ず成分を確認し、人間用ではなくペット用に製造されたCBD製品を選びましょう。THCが含まれていないかどうかだけでなく、重金属や農薬などの有害物質が含まれていないか等も確認する必要もあります。また、CBDはいくつかの薬と負の相互作用があることが確認されているため、ペットに内服がある場合は必ず獣医に事前に相談するようにしましょう

 

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