CBD基礎情報

【正しく知ろう✍️】CBDとTHCの違い

「CBD」と「THC」は、どちらも大麻草に含まれる成分です。構造もよく似ており、化学式も同じです。しかし、両者は原子配置が異なり、違った構造をしています。これによって、摂取した際の効果が異なっています。

劇的な精神活性作用があるTHCは、日本を含む多くの国で規制対象になっています。ただし、身体への良い効果も確認されており、医療大麻として使用を認めている国や地域もあります。

一方で、CBDはTHCのような効果はもたらさず、日本でも規制対象にはなっていません。また、CBDは心身にさまざまな良い効果をもたらし、疾病の症状を緩和するなどの働きも確認されています。

では、CBDとTHCの違いについて詳しく見ていきましょう。

1. CBDとTHCの効果・効能

CBDとTHCは、どちらも、エンドカンナビノイドシステム (ECS)という生体の調節機能に作用します。

ECSは人間の身体に備わっている身体調節機能で、免疫、感情、運動機能など、多くの身体機能に影響を与えています。

ECSについては以下の記事で詳しく解説しておりますので、興味のある方は是非ご覧ください。

ECSは内因性カンナビノイドと、「CB1」「CB2」などのカンナビノイド受容体などから構成され、内因性カンナビノイドが受容体と相互作用することで身体の調節機能を担っています。

CBDとTHCは、内因性カンナビノイドのように受容体に作用することで身体に影響を与えていますが、その方法や作用には違いがあります。

1-1. THCは強い精神活性作用をもたらす

ECSは通常、生体内の内因性カンナビノイドが、カンナビノイド受容体に結合することで引き起こされます。

THCはカンナビノイド受容体であるCB1、CB2の両方と直接結合し、神経伝達を刺激、促進します。

また、THCは、脳神経に広く分布しているCB1に対してより高い親和性をもつ傾向があるので、THCは精神に強い影響を与えます。

それによって、視覚や聴覚、味覚などが鮮明に感じられるようになったり、気分が高揚したり、欲求が高まったりします。(いわゆる、マリファナによる「ハイ」の状態)

さらにTHCは、末梢神経や免疫細胞、内臓組織などに分布するCB2とも相互作用し、鎮痛、沈静、催眠、食欲増進、抗がんなどの効果をもたらすとも言われています。

そのため、カナダなどでは、医療大麻として使用が認められています。ただし、これは医療目的としての扱いであり、嗜好品としてマリファナを吸うこととは意味合いが異なります。(現在の日本では医療大麻は認可されていませんのでご注意ください。)

1-2. CBDは心身の健康の維持に関与する

THCとは異なり、CBDは内因性カンナビノイドを活性化することで、間接的にECSに作用します。

THCは精神に強い活性をもたらしますが、CBDによって得られるのはリラックス効果です。

日々のストレス解消にもCBDは効果的ですが、うつや不安、パニック障害などのより大きな精神面の問題にも、CBDは有効であるとされています。

そのほか、神経変性疾患や高血圧、動脈硬化、関節炎・リウマチ、アトピー性皮膚炎、がんなどのさまざまな病気の症状への効果も実証または示唆されています。

CBDの効果効能に関してさらに詳しく知りたいという方は以下の記事もチェックしてみてください。

THCCBD
ストレスやうつの軽減 、
食欲増進 、
鎮痛作用 、神経保護作用 、
抗炎症作用
抗炎症作用、鎮痛作用、抗菌作用、
鎮静作用 、睡眠の質の向上、精神の安定
精神活性作用あり精神活性作用なし
覚醒作用鎮静作用

このように、CBDもTHCもECSを介して心身に影響を与えることは共通しています。大きく異なるのは、強い精神活性作用の有無です。

つまり、誤解を恐れずに言うと「ハイになるのがTHC、ならないのがCBD」ということです。

2. CBDとTHCの副作用

CBDやTHCを摂取した際に、副作用はあるのでしょうか?

実は、両者とも副作用が確認されています。しかし、その症状や程度は、大きく異なります。

2-1. THCには依存性がある

THCには依存性が確認されており、その程度はカフェインと同等という説もあります。

しかし、マリファナの常習者が摂取を中断した場合に強い禁断症状が出ることも確認されており、決して軽視することはできません。

また、THCの継続的な摂取は、脳や精神に影響を与え、その結果、統合失調症に近い症状が発症することもあります。

さらに、記憶障害、問題解決能力の低下、心拍数の増加や運動機能の障害が起こることもあります。

2-2. CBDにも多少の副作用がある

一方で、CBDの副作用としては、高用量の摂取によりめまい、吐き気、下痢、食欲不振などが報告されています。

しかし、THCのように精神や脳機能に重篤な障害をもたらすわけではなく、心身への悪影響はわずかだと言われています。

ただし、CBDの副作用の出方には体質によって個人差があり、持病や体調によっても異なる可能性があります。

用法・用量を守った上で、自分に合った摂取方法を見つけていきましょう。

3. CBDとTHCを一緒に摂取することのメリット

ここまでで、CBDやTHCの効果や副作用について解説してきました。しかし、麻には100を超える種類のカンナビノイドやテルペンが含まれています。

カンナビノイドを摂取する際には、単体で抽出されたものばかりではなく、複数の成分が混合しているものを使う場合もあります。

そのため、CBDとTHCの影響について考えるうえでは、それらを一緒に摂取した場合の心身への影響も知っておく必要があります。

3-1. カンナビノイドは複数摂取した方が効果は増大する

カンナビノイドの大きな特徴として、アントラージュ効果というものがあります。

これは、一種類のカンナビノイドを摂取するより、他のカンナビノイドやテルペンを複数摂取することにより、相乗的な効果が得られるというものです。

例えば、CBD単体を徐々に量を増やしながら摂取していった場合、ある程度の量までは効果は増大していきますが、ある量を境にその効果は逓減していきます。

しかし、他のカンナビノイドやテルペンと組み合わせた場合、効果は逓減することなく、増大し続けます。これがアントラージュ効果です。

アントラージュ効果についても当サイトで解説しておりますので、よかったら読んでみてください。

3-2. CBDはTHCの副作用を相殺する

特に、CBDとTHCを同時摂取した場合には、THCがCBDの作用を増強させることや、CBDがTHCの副作用を相殺する可能性があることが示されています。

日本ではTHCが含有された製品を使用することはできませんが、THCフリーのCBD製品が広まりつつあり、注目を集めています。

身体の不調をはじめ、健康や美容にも期待できる効果が多くあるといわれているため、気になる症状がある方は改善を実感できるかもしれません。

4. CBDとTHCに関する法律

4-1. 日本ではTHCが違法でCBDは合法

日本では大麻取締法によって大麻は厳密に規制されており、THCは所持しているだけで違法となってしまいます。

一方で、CBDについてはその限りではありません。

先ほども説明した通り、CBDには強い精神活性作用がないため、規制対象となっていないのです。

また、日本では麻という植物が衣類、神具など、さまざまなことに利用されてきた歴史があります。

そのため、全ての麻製品を規制するわけにはいかず、大麻草でもTHCの含有量が限りなく少ないとされる成熟した茎や種子は、法律上の大麻の分類から外しています。

したがって、成熟した茎や種子から抽出し、混合物としてTHCが検出されないCBDは、決して違法なものではなく、安心して使用することができます。

4-2. CBD製品を購入する際の注意点

先に述べた通り、日本ではCBDは完全に合法ですが、実際にCBD製品を購入したり使用したりする際には、注意しておくべきポイントもあります。

それは、「その製品が本当にTHCフリーかどうか」です。

現在、CBDオイルなどは、国内で製造販売されているものは少なく、多くは海外から輸入されてきたものです。

そして、海外では成分に対する規制のされ方も日本とは少し異なる場合があります。

例えば、アメリカではTHCの含有率が0.3%以下のCBD製品は合法ですが、日本の法律では違法です。

輸入の際に、販売代理店が日本の法律に抵触しないCBD製品を厳選し、税関でも検査が行われているとはいえ、THCが含まれるCBD製品がまったく流通していないとは限りません。

過去にも、製品からTHCが検出されたケースがあります。

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ラベルの成分表や「THCフリー」の表記があるかを確認するのはもちろん、品質検査結果が公表されているかや、口コミや評判といった情報もウェブサイトなどでチェックするようにしてみてください。

当サイトでは編集部が厳選した、本当におすすめできるCBD製品もご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

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tokyo mooon編集長。青山や代官山によく足を運びます。