睡眠基礎知識

【睡眠有効成分】GABAの睡眠への効果

GABAとは、心を落ち着かせるために脳から自然に生成されるアミノ酸のことです。 バルビツール酸塩、抗うつ剤、ベンゾジアゼピンなど、脳内のGABA生産を目的とした医薬品は数多く存在します。また、ハーブやお茶だけでなく発酵食品にも含まれています。

1. GABAはどのように作用するか

GABAはガンマ-アミノ酪酸の頭文字をとったものです。

GABAは「抑制性神経伝達物質」と呼ばれるもので、脳細胞上のGABAの受容体に、GABAが結合すると神経細胞に刺激が加わる確率が低下します。 神経活動が低下すると、体はストレスや不安、穏やかな気分になり、結果として睡眠が取りやすくなります。

睡眠のトラブルに悩む人たちにとって重要なことは、GABAはより早く眠りにつき、より多くのレム睡眠を得るのを助けると実証されていることです。

GABAは時々「脳のブレーキ」と呼ばれることもあります。ですが、脳内だけで働くわけではなく、中枢神経系と他の器官でも機能することが示されています。その鎮静効果は脳だけでなく、全身にあります。

2. GABAの効果

体内のGABAの量が少ないと、睡眠の乱れや不眠に繋がるため、市販の睡眠薬の多くは、体内のGABAを増やすことを目的としています。

GABAは体をリラックス状態にすることができ、免疫力の向上や精神的なストレスの緩和に効果を発揮します。

GABAは高血圧の方にも処方されています。血圧を下げ、健康的な水準に保つことができます。

眠っている間、血圧が自然に下がることで、質の高い睡眠をとることができます。睡眠習慣が乱れている人は、高血圧に悩まされていることが多いです。

3. GABAの服用量

目的に応じて用量を設定する必要があります。低用量から始め、ゆっくりと増量して自分にに合った摂取量を見つけることがおすすめです。

  • 睡眠、不安、ストレスの改善:100~200mg
  • 高血圧の改善:10~20mg

4. GABAの副作用

現在、病気を治療するために薬を服用している場合は、医師や医療機関に新しいサプリメントの服用について相談することが重要です。
下記の影響が見られる場合は服用を止めましょう。

  • 食欲低下
  • 吐き気
  • 喉の火照り
  • 眠気
  • 筋力低下
  • 息切れ 

また、GABAは眠気を誘うので、サプリを飲んだ後は運転は控えましょう。

5. GABAを自然に増やす方法

GABAのサプリメントを摂取することは、体内のGABA濃度を上げるために効果的な方法の一つです。自然食品でも摂取可能で、全粒穀物、様々な豆類、ナッツ類、魚介類、緑の葉野菜などを食べることで体内のGABA濃度を増やすことができます。

また、アロマセラピーを利用して、GABAの摂取効果を高めることもできます。例えば、ジャスミン茶は非常にリラックス効果が高く、体内のGABAのパフォーマンスに影響を与えることがわかっています。

ヨガも体内のGABAの量を増やすことがわかっています。リラックスする活動とGABAは相性が良いようです。

リラックスした眠り方を探しているのであれば、GABAの摂取が最適かもしれません。

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駒形 俊太郎
OFF inc CEO。CBD商品の製造・販売事業を実施中。 CBDについて分かりやすく、面白い記事を書いていこうと思います。
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