睡眠基礎知識

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1. 睡眠障害の種類

睡眠障害は、80種類以上がありますが、一般的には5つに分類されます。

1-1. 不眠症

不眠症は、入眠に問題があることを特徴とする睡眠障害です。

1-2. 睡眠時無呼吸症候群

睡眠中の呼吸困難を患う障害です。睡眠時無呼吸症候群の患者は、短時間、睡眠中に呼吸が停止することがあります。

閉塞性睡眠時無呼吸症では、睡眠中に喉の筋肉が弛緩して気道を塞ぎ、呼吸の問題につながります。 睡眠時無呼吸症候群は高血圧や糖尿病などの問題に関連付けられています。80%が未診断のままであると推定されています。

1-3. ナルコレプシー

ナルコレプシーは、患者が日中に眠くなるという、制御不能な神経疾患です。

1-4. レストレスレッグス症候群(RLS)

RLSとは、脚の違和感や、脚を動かしたいという衝動を特徴とする状態のことです。

1-5. 周期四肢運動障害(PLMD)

睡眠中に足が繰り返し痙攣したり、ピクピクしたりすることで、睡眠障害が起こり、日中に眠気を感じるようになる障害です。

2. 睡眠専門医による診断

睡眠の専門家とは、睡眠の分野で専門的な訓練を受けた医学博士または臨床・神経心理学者のことです。睡眠障害に苦しむ人々の診断と治療の経験があります。

睡眠の専門家は、ポリソムノグラフィーを使用して、睡眠の質を調査します。

ポリソムノグラフィーでは約25本の電極を頭、胸、目、足に取り付けて、睡眠障害の有無を判断し、睡眠の本質的な問題を発見します。検査で睡眠障害があると判断した場合、自宅での睡眠検査など、さらなる検査が必要になる場合があります。

また、睡眠の質に影響を与えている睡眠関連以外の病気を持っていないことを確認できる専門医に紹介されることもあります。 

睡眠障害の可能性があると思われる場合は、睡眠専門医に相談して、どのような治療法が最適かを判断してください。

3. 睡眠専門医によるサポート

睡眠の専門家は一緒に症状を発見することを手助けしてくれます。

睡眠時無呼吸症候群、ナルコレプシー、RLS などの睡眠障害のように、より深刻な睡眠問題は、専門的な知見を必要とします。

睡眠障害の症状には、入眠困難、睡眠中の動きや呼吸、日中の眠気などが含まれます。これらの症状が続く場合は、睡眠の専門家に相談することを検討してみてください。 

一度診断されれば、ほとんどの睡眠障害は簡単に治療することができます。 睡眠の専門家は、治療期間中、フォローアップをしてくれます。 

睡眠専門医は、他の専門医(循環器科医や耳鼻咽喉科医等)と協力して治療計画を提供することもあります。

重度の場合の慢性的な睡眠問題は、心臓病、脳卒中、高血圧などの医学的な問題だけでなく、ストレス、不安を含む様々な非医学的な問題とも関連しています。

4. まずは生活習慣の改善を

睡眠問題の解決のために、まずは生活習慣の改善に取り組むことが重要です。 適切な生活習慣を維持することで、質の高い徐波睡眠とレム睡眠を得ることができ、目覚めが良くなります。 

例えば、以下の行動は、概日リズムを適切な状態に保ちます。

  • 日中に自然光を十分に浴びる
  • 就寝時間近くにカフェインなどの刺激物を避ける
  • 快適で涼しく、暗くて快適な環境で眠れるようにする

生活習慣の改善が自力で難しい場合は、睡眠専門医が手助けして相談くれます。新しい習慣を作るために相談することを検討してみてください。

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駒形 俊太郎
OFF inc CEO。CBD商品の製造・販売事業を実施中。 CBDについて分かりやすく、面白い記事を書いていこうと思います。
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